https://mainichi.jp/articles/20220123/k00/00m/040/027000c

毎日新聞 2022/1/23 10:21(最終更新 1/23 10:21) 455文字




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/07/15/20210715k0000m040285000p/9.jpg
滋賀県野洲市

 滋賀県野洲市の栢木進市長は21日の定例会見で、ふるさと納税で昨年10〜12月に3億4539万円(6680件)の寄付が寄せられたと発表した。昨年12月に返礼品に加えた人気化粧品ブランド「SK―U」の商品に対し、1カ月で3億2713万円(6002件)の寄付があったという。

 野洲市はこれまで県内19市町で唯一、返礼品を用意しておらず、2020年度の寄付総額は105万円(11件)で、県内最低だった。昨年10月から返礼品を設け、世界で唯一「SK―U」の商品を製造するP&Gの工場が市内にあることから、12月に主力商品「フェイシャル トリートメント エッセンス」など30点を返礼品とした。



 寄付額は1万9000〜9万6000円と高額だが、全国で野洲市だけが返礼品としていることから人気を集め、寄付総額が急上昇した。栢木市長は「まさかここまで人気が出るとは思わず、うれしい悲鳴。野洲市のふるさと納税に関心を持ってくれる人が増え、他の返礼品も注目されている。市も業者も納税者も喜ぶ『三方よし』だ」と歓迎した。【村瀬優子】