https://mainichi.jp/articles/20220123/k00/00m/040/185000c

毎日新聞 2022/1/24 12:00(最終更新 1/24 12:00) 有料記事 1551文字




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/01/23/20220123k0000m040233000p/9.jpg
「警察官は盗撮のハードルが下がりやすい」と分析し、研修や職員教育強化の必要性に言及する斉藤章佳さん=神奈川県鎌倉市の大船榎本クリニックで2022年1月17日午後2時1分、洪〓香撮影

 盗撮をして懲戒処分される警察官が後を絶たない。問題行為に至る警察官は全体から見ればごく一部ではあるものの、本来は盗撮を取り締まる立場にありながら、なぜ卑劣な行動に及んでしまうのか。実際に処分を受けた元警察官から話を聞き、再犯防止プログラムを担当している専門家は、業務の特殊性が盗撮のハードルを低くしているとみる。

 警察庁によると、統計が残る2014年以降、全国で毎年20人前後の警察官と警察職員が女性のスカート内をスマートフォンで盗撮するなどして懲戒処分を受けている。その人数は20年までの7年で計148人に上った。今月も…

この記事は有料記事です。
残り1289文字(全文1551文字)