https://www.sankei.com/article/20220124-5AVLTUFZAJICLJK2QXIGOUFQMM/
2022/1/24 16:38
産経WEST



平成29年、長崎市の私立海星高2年の男子生徒=当時(16)=がいじめを苦に自殺したとされる問題で、「突然死」と扱えるとした学校側の遺族への提案を容認した長崎県学事振興課の当時の担当者が、不適切な発言だったとして県教育庁に口頭訓告を受けていたことが24日、分かった。自殺は学校設置の第三者委員会が「いじめが主要因」と結論付けたが、学校側は受け入れを拒否。教育庁が昨年12月27日付で調査報告書を遺族に通知した。

報告書によると、担当者は30年1月、遺族と学校側の面会に立ち会い。自殺直後に「突然死」と扱えないかと、学校幹部が遺族に持ち掛けたことへの見解を問われ、「突然死はぎり許せる」などと述べた。報告書はこの発言を「死因を間違って推測される可能性がある表現の容認は不適切だ」と指摘した。