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2022年1月24日 19時26分スポーツ報知

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竜王就位式に臨む藤井聡太竜王



 将棋の藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖=が24日、都内で行われた第34期竜王就位式に出席した。

 昨年10〜11月に行われた七番勝負では豊島将之九段(31)を開幕4連勝と圧倒して史上最年少竜王・四冠となった藤井竜王は、タイトル獲得者の象徴となっている黒紋付羽織袴姿も6度目。前夜まで大阪府高槻市で王将戦第2局を戦った疲れなど微塵も見せず、涼しげな表情のまま登壇した。

 竜王推挙状や竜王杯、棋界最高の優勝賞金4400万円を贈呈された藤井竜王は「今期の竜王戦は2組からのスタートとなり、今まで以上に上を目指したい気持ちが強くありました。ランキング戦、決勝トーナメントは大変な将棋ばかりでしたが、一手一手しっかり考えて指すことができたのではないかと思います。七番勝負では各地で素晴らしい対局場を用意していただき、最高峰の舞台で対局できる喜びを強く感じました。対局については中盤の形勢判断の課題を突き付けられた第1局、終盤が非常に難解だった第4局が特に印象に残っています。4連勝という結果は望外で、自分の実力以上のものが出せたシリーズだったのではないかと感じています」と謝辞を述べた。

 ランキング戦優勝者の永瀬拓矢王座(1組)、三枚堂達也七段(3組)、梶浦宏孝七段(4組)、青嶋未来六段(5組)、折田翔吾四段(6組)も出席し、2組優勝者でもある藤井竜王とともに記念撮影に納まった。