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毎日新聞 2022/1/24 19:00(最終更新 1/24 19:00) 417文字




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衆院予算委員会で質問をする立憲民主党の泉健太代表=国会内で2022年1月24日午後2時13分、竹内幹撮影

 22年度予算案の総務省の関係資料で13カ所のミスが発覚したのは、立憲民主党の泉健太代表が記載の誤りを見つけたことがきっかけだった。政府の問題点を「発掘」したことで、立憲は「政権の緩み」への追及を強める構えだ。

 立憲によると、泉氏が24日の衆院予算委員会に向け、国土交通省の統計不正をただすために総務省の明細書を精査したところ、22日に誤りを発見。総務省に指摘し、同省が調査したところ、13カ所に記載の誤りがあることが判明したという。




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最近の国会で判明した政府の誤りや不正

 これまで立憲は週刊誌などが報じた閣僚の不祥事などを追及する場面が目立ち、「調査能力」が疑問視されてきた。泉氏は24日、「野党のチェックは非常に大事だ。立憲の存在意義があった」と強調した。

 政府の18歳以下への10万円相当の給付を巡っても、岸田文雄首相は24日、立憲が求めてきた、離婚して子供を養育している一人親への給付方針を表明した。「成果」が重なったことで、立憲は攻勢を強める方針だ。【宮原健太】