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毎日新聞 2022/1/24 19:28(最終更新 1/24 19:41) 412文字




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国立感染症研究所で分離に成功した新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真=国立感染症研究所提供

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、札幌市教育委員会が「インフルエンザと同一の扱いをすると通達した」という趣旨のデマ情報がツイッターなどを通じてインターネット上で拡散し、24日までに約20件問い合わせが市教委に寄せられている。

 市教委は毎日新聞の取材に「そのような通知や取り扱いはしていない」と発信内容を否定した上で「経緯は不明だが、事実と異なることが拡散され、困っている」とした。



 同市では季節性インフルエンザの場合、学級の在籍者数の20%以上が感染すれば学級閉鎖としているが、新型コロナでは感染者が出た時点で学級閉鎖の措置をとっている。

 感染症法上、新型コロナは2類相当として扱われている。しかし、デマ情報が書かれたツイッターの投稿には「札幌市教委からの通達で、オミクロン株は5類感染症インフルと同一の扱いをすると決まったそうです」とあり、24日午後6時時点で約1600リツイートがある。【源馬のぞみ】