0001ひよこ ★ [US]
2022/01/26(水) 09:52:14.01ID:qt+FY+vy9毎日新聞 2022/1/26 09:09（最終更新 1/26 09:09） 838文字
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/01/26/20220126ddm090040163000p/9.jpg
記者会見で情報公開請求について説明する米山衆院議員＝新潟市中央区で2022年1月24日午後7時44分、北村秀徳撮影
元知事の米山隆一衆院議員＝新潟5区＝が24日、新潟市内で記者会見し、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の可否を判断する根拠となる新潟県独自の「三つの検証」委員会について、県に情報公開請求したことを明らかにした。1年間開催されていない委員会があるなど運営方法に疑問を呈し、「県が何のために運営しているのかを問いたい」と述べた。
県は21日付で請求を受理。「情報公開請求制度に従って対応していく」としている。
「三つの検証」委員会は、米山氏が知事だった2018年に設置。11年の福島第1原発事故に関し、事故原因を検証する「技術」▽事故による健康と生活に及ぼす影響を検証する「健康・生活」▽事故時の避難方法を検証する「避難」――の三つの委員会と、議論を取りまとめる「総括」委員会で構成され、米山氏が知事を辞職した後も引き継がれた。
運営を巡り県は昨年、技術委の委員の約半数を高齢を理由に不再任としたほか、総括委については委員長の池内了・名古屋大名誉教授と「共通認識を持てていない」などとして約1年間にわたり開催していない。
米山氏は情報公開請求で、現在の運営方法に疑問を呈し、花角英世知事と県の部局側とのやりとりの詳細内容などを開示するよう求めている。
会見で「私は（再稼働の是非を）可能な限り民主的プロセスで住民に判断してもらうため検証委員会を設置した」とした上で、「検証委が性質を変えつつあるのではないかと危惧し、衆院議員の立場として請求した」と説明。さらに「再稼働は非常に意見が分かれる問題。うやむやにしてしまうと禍根を残す」と話し、5月に予定される知事選で争点化すべきだとの考えを示した。
24日には総括委の委員を務める佐々木寛・新潟国際情報大教授や共産、社民系の県議らが集会を開き、米山氏も参加した。佐々木教授は「5年間で2回しか総括委を開かないのは極めて不自然。政治的な背景があるのではないか」と指摘。再稼働を巡る議論について今後、県内各地で勉強会を行うとした。【北村秀徳】
