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2022.01.26 Wed posted at 11:06 JST




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米アップルのティム・クックCEO/Marcio Jose Sanchez/AP

(CNN Business) 米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)につきまとって脅迫や嫌がらせなどのストーカー行為を1年以上続けていたとされる女性に対し、このほど禁止命令が認められた。

アップルはカリフォルニア州サンタクララ郡の裁判所に先週提出した申し立ての中で、バージニア州から来た女性が常軌を逸した脅迫的な挙動を見せていると訴えていた。女性は全土を車で横断しながらクック氏を付け回したり、私邸に2度にわたって不法浸入したりしたとされる。さらに、自分はクック氏の妻だと称し、同氏との間に双子をもうけたと主張しているという。

申し立てによれば、女性はほかにも電子メールやツイッターで弾を込めた銃や弾薬の写真を送り付けるなど、1年以上もクック氏を脅迫。ツイッターで同氏をタグ付けし、プライベートメッセージで性的関係を持ちたいとほのめかして、「もうこれ以上生きられない」「ほとんど我慢の限界」などと書き込んだとされる。

また、女性はクック氏の名をかたって詐欺商法を展開しようとしたとされ、先月には「忘れて許す」引き換えに5億ドルを支払うよう、同氏に要求したという。

この女性がまだサンフランシスコのサウスベイ地区にいるらしいとアップルは推測、今後もクック氏の自宅に再び近づいたり、別の場所で付きまとったりする可能性があるとしている。

アップルにコメントを求めたが返答はなかった。この問題に関する審問は3月に予定されている。