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2022.01.26 Wed posted at 15:30 JST




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世界各国の汚職の状況をまとめたランキングで、米国の「清潔度」は27位だった/Stephanie Keith/Getty Images

(CNN) 汚職を監視するドイツの民間団体「トランスペアレンシー・インターナショナル」は25日、世界各国の汚職の状況をまとめた最新の腐敗認識指数(CPI)ランキングを発表した。米国はここ数年、指数が低下傾向にあり、清潔度は世界27位だった。

同団体は専門家や実業家らへの調査に基づき、各国の公務員や政治家について認識される腐敗の度合いが最もひどい状況をゼロ、最もクリーンな状況を100として指数を算出。毎年ランキングを発表している。

今年は180カ国・地域のうち、デンマーク、フィンランド、ニュージーランドの3カ国がCPI88でトップに並んだ。

ドイツがCPI80で10位、英国も78で11位と、西欧の民主主義国家の健闘が目立つなか、米国のスコアは67にとどまり、南米チリと並んで27位だった。

米国のCPIは2015年の76から、16年に74、20年には67まで下がり、そのまま低迷している。

トランスペアレンシー・インターナショナルはこの状況について、米議会襲撃事件にみられたような「自由で公正な選挙」への攻撃が続き、選挙資金制度の不透明さが増しているためと分析している。

日本はスコア73で、オーストラリア、ベルギー、ウルグアイとともに18位に入った。