https://www.sankei.com/article/20220126-IBMTZUPNUNIVROYZOE2B6PRRPI/
2022/1/26 19:13



日弁連は26日、青森刑務所の男性受刑者が丸刈りを強制されたのは人権侵害に当たるとして、古川禎久法相と青森刑務所長に対する勧告書を公表した。受刑者の意に反した調髪をしないよう求めている。21日付。

日弁連によると、受刑者は平成30年10月、調髪を拒否したのに、少なくとも5人の刑務官に体を押さえつけられ、バリカンで髪を刈られた。刑務所側は、受刑者の処遇について定めた法律や規則に基づいた措置だったとしている。

日弁連は、受刑者にも髪形の自由があることや、衛生上の必要性は入浴と洗髪で対応できるなどとして、刑務所側の対応には人権侵害があったと判断した。