https://www.jiji.com/jc/article?k=2022012800202
2022年01月28日07時51分




 【ソウル時事】朝鮮中央通信は28日、北朝鮮の国防科学院が25日に長距離巡航ミサイル、27日に地対地戦術誘導ミサイルの試射に成功したと伝えた。韓国軍は25日に巡航ミサイル、27日に短距離弾道ミサイルの発射を探知している。


 25日には長距離巡航ミサイル2発が1800キロ先の日本海上に向けて2時間半以上飛行し、目標の島に命中。同通信は「長距離巡航ミサイルシステムの実用的な戦闘性能は、戦争抑止力強化の一翼を担うことになる」と訴えた。
 27日の地対地戦術誘導ミサイルは「弾頭部」の威力実証試験で、2発が「目標の島を精密に打撃し、弾頭の爆発威力が設計上の要求を満たした」という。
 一方、朝鮮中央通信は金正恩総書記が「重要兵器システム」を生産している軍需工場を現地指導したと報じた。日時と軍需工場の場所は伝えられていない。正恩氏は「武力の現代化と国防発展戦略実現で、工場が担っている立場と任務は極めて重要だ」と訴え、課題などを提示したとされる。