https://www.jiji.com/jc/article?k=2022012800197
2022年01月28日13時36分




 銃を所持した民家立てこもり事件は、過去にも各地で発生している。


 2007年5月には愛知県長久手町で、元暴力団組員の男=当時(52)=が元妻を人質に自宅へ立てこもった。男は駆け付けた警察官に発砲するなど3人に重傷を負わせ、警察官を救出しようとした県警特殊部隊の隊員を銃撃、殺害。元妻は自力で脱出し、男は約29時間後に投降した。
 和歌山市では16年8月、建設会社で従業員4人が拳銃で撃たれ死傷し、元従業員の男=同(45)=が近くのアパートに逃げ込み17時間以上にわたり立てこもった。住人は避難し人質はおらず、男は県警の説得中に自ら拳銃で腹を撃ち、その後死亡した。
 17年4月には福岡県篠栗町のアパートに、ライフル銃を所持した住人の男=同(56)=が立てこもった。人質はおらず、説得に応じなかったため約9時間後に県警の特殊班が突入、逮捕した。同年8月には名古屋市中村区で、イタリア国籍の男=同(53)=が拳銃を持って自宅マンションに立てこもった。警察官の説得に応じて約3時間後に身柄を確保された。