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毎日新聞 2022/1/29 18:14(最終更新 1/29 18:51) 532文字




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オンラインで開かれた「ファースト政経塾」であいさつする小池百合子東京都知事(画面右)と都民ファーストの会代表の荒木千陽都議=東京都新宿区で2022年1月29日午後2時4分、竹内麻子撮影

 地域政党「都民ファーストの会」が新たに設立した「ファースト政経塾」が29日、オンラインで開かれ、110人が参加した。初回は、都民フ特別顧問でもある小池百合子東京都知事が講師を務めた。今後は夏の参院選や2023年の統一地方選を視野に入塾者に出馬の意欲を尋ね、候補者の掘り起こしを進める。

 小池氏は冒頭のあいさつで「政経塾で人が育ち、日本が、東京が大きく改革され、持続可能な成長を続ける。そのことを担っていく人材が増えれば」と期待した。都民フ代表の荒木千陽都議は「『東京大改革』に共感された皆様に政治を身近に感じてもらい、共に東京、日本の未来を変えていく人材を創出するために塾を創設した」と述べ、改めて国政進出への意欲を示した。その後、講義は入塾者限定で約2時間行われた。



 都民フによると、入塾者は113人で、約30人が女性。東京や埼玉、千葉、神奈川から20〜70代が集まった。会社員や自営業の他、都内の区議も数人参加しているという。政経塾は5月まで計5回開かれる予定。

 都民フは21年10月、国政進出を目指して政治団体「ファーストの会」を設立したものの、衆院選では候補者擁立を見送った。夏の参院選をにらみ、国民民主党と連携強化に向けた協議も行っている。【竹内麻子】