0001ひよこ ★ [ﾆﾀﾞ]
2022/02/05(土) 01:00:12.39ID:r0wY5zT39毎日新聞 2022/2/5 00:00（最終更新 2/5 00:00） 有料記事 976文字
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開会式で北京冬季五輪開幕を宣言する中国の習近平国家主席＝北京・国家体育場で2022年2月4日午後9時51分、手塚耕一郎撮影
中国総局長・米村耕一
北京は夏季と冬季のオリンピックを開催する初めての都市だ。中国の習近平国家主席は、2008年夏の大会では国家副主席として開会式に出席した。
当時も中国の人権問題は非難されていたが、今回「外交的ボイコット」に踏み切ったバイデン米大統領とは違い、当時のブッシュ（子）米大統領は開会式に出席し、五輪準備の責任者でもあった習氏と会談した。習氏はその際「中国は五輪開催を100年待った。だから非常にうれしい」と語り、列強による侵略や内戦を経て、苦しい時代が続いた中国がついに開催国となった喜びを隠さなかった。
それから14年。中国の国内総生産（GDP）は3倍になり、国際社会における立場も強くなった。08年の五輪は中国にとって必要な大会だったが、今年は、むしろ五輪、特に国際オリンピック委員会（IOC）にとって中国が必要になった大会だったと言える。北京開催が決まった15年の招致レースは、開催費用への不安などからオスロなど本命候補が次々に撤退し、IOCには北京か、財政力や開催経験で劣るカザフスタンの都市アルマトイかの選択しかなかった。
習氏は3日、IOC関係者へのメッセージで「中国の冬季スポーツ参加人口は（目標の）3億人を超えた」と胸を張った。移動や装備に金のかかる冬季スポーツ人口の増加は、中国が豊かになったことの証しであり、巨大市場となったことも示す。また、中国は新型コロナウイルス感染拡大を力ずくで抑え込み、招待客を観客席に入れて開催する。昨年夏の東京五輪ではできなかったことだ。
今回は08年以上に中国の「強さ」が見える五輪になる。だが、中国に住んでいて実感するのは、こうした「強さ」が、多数のためには少数を犠牲にすることをいとわない政策によって生み出されている面があることだ。その意味で、…
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