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2022年02月05日09時47分

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4日、ニューヨークの国連本部で、北朝鮮のミサイル発射を非難する共同声明を読み上げるトーマスグリーンフィールド米国連大使(中央)

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4日、ニューヨークの国連本部で報道陣に話す中国の張軍国連大使(EPA時事)




 【ニューヨーク時事】国連安保理は4日、北朝鮮による中距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験を受け、非公開の緊急会合を開いた。会合後、日米欧など9カ国が共同で非難声明を発表。一方、中国は「解決のカギは既に米国の手の中にある」と述べ、米国に制裁緩和などの対応を迫った。


 北朝鮮のミサイル発射を協議する安保理会合は今年に入り3回目。安保理外交筋によると、米国が非難声明の取りまとめを模索しているが、中国とロシアは反対。今回も一致した対応は取れなかった。
 共同声明は、火星12の打ち上げを「安保理決議違反の著しい悪化で、最も強い言葉で非難する」と強調。「安保理が沈黙を続ける代償はあまりに高い。決議違反が常態化する」とも指摘した。今回はノルウェーが新たに加わり、15理事国の半数を上回る8カ国が日本と共に非難の声を上げた。