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2022年02月05日12時03分

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4日、チェルノブイリ原発事故で廃虚になったウクライナ北部プリピャチ市内で訓練を行うウクライナの部隊(AFP時事)




 【プリピャチ(ウクライナ)AFP時事】1986年のチェルノブイリ原発事故で無人となったウクライナ北部プリピャチ市の廃虚を使い、ウクライナ内務省軍が4日、市街戦を想定した軍事訓練を行った。ロシア軍侵攻の危機を前に、訓練は実弾で行われた。
 冬用迷彩服の部隊が建物から武装集団を駆逐したり、建物から敵兵を狙撃したりする訓練のほか、無人機が上空から住民に緊急事態を呼び掛ける中で、救急隊による避難や消防隊による消火訓練が実施された。参加者の一人は「現実の市街戦に限りなく近い状況で実弾を撃てる。何しろ周りには誰もいない」と述べた。
 ただ、訓練前の放射線測定は必須で、安全が確認された場所でしか訓練は行えない。