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2022年02月07日07時23分

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米国のトーマスグリーンフィールド国連大使(EPA時事)




 【ニューヨーク時事】米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は6日、CNNテレビの番組で、北京冬季五輪の聖火リレー最終走者に中国・新疆ウイグル自治区出身の選手が起用されたことについて「目の前にある現実の問題から、われわれの目をそらそうとする中国側の試みだ」と批判した。


 4日の開会式では、ウイグル族のノルディックスキー距離女子ジニゲル・イラムジャン選手が聖火点灯者の一人として登場した。大使は「われわれは(同自治区で)ジェノサイド(集団虐殺)が行われたことを知っている」と明言。「ウイグル族が拷問され、人権侵害の犠牲者となっている。この問題を前面に押し出さなくてはならない」と強調した。 
 北京冬季五輪をめぐっては、新疆ウイグル自治区での人権侵害を理由に、米英などが政府関係者を派遣しない「外交ボイコット」を表明。中国側は「スポーツの政治化」だと反発している。