男子マラソンの前の日本記録保持者で去年の東京オリンピックのマラソンをもって現役を引退した大迫傑さんが競技者として現役復帰することを明らかにしました。

大迫さんは、現役時代、プロの長距離ランナーとしてアメリカに渡った後、2018年と2020年の2回にわたって男子マラソンの当時の日本記録を更新し、去年の東京オリンピックで6位に入賞するなど数々の実績を残しました。

東京オリンピックのレースを「ラストラン」と位置づけ、その後、現役を引退して陸上競技の普及活動や選手の育成などに力を入れていました。

大迫さんは7日、自身のウェブマガジンに動画とコメントを掲載し、競技者として現役復帰することを明らかにしました。

この中で「今はただ、またレースを走ってみたいと思っている。走り終えたけど、また走り始めたい」などと競技に再挑戦する思いを語っています。

関係者によりますと、大迫さんは再来年のパリオリンピックも見据えて今後本格的なレース復帰に向けたトレーニングを積んでいくということです。


NHK 2022年2月7日 10時52分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220207/k10013470651000.html