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2022年2月8日 6:00

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 ゲーム音楽のサウンドトラックを中心に投稿し、47万人以上のチャンネル登録者を誇る海外YouTuberのGilvaSunner氏が、任天堂からの著作権侵害の申し立てにより動画2200本を削除することになったことから、「維持する価値がなくなった」と4日にチャンネル自体を閉鎖することを明らかにした。

 GilvaSunner氏は2月2日、自身のTwitterに「数日前に任天堂から1300の著作権ブロックがあったが、さらに今日2200ブロックを受け取った」ことを報告し、チャンネルを閉鎖することを明らかにした。そして、「多くの人が残念がると思うが、私の決定を尊重していただきたい」とまるで自分が被害者であるかのように理解を求めていたのだった。

 同氏のチャンネルは11年前から運営され、「スーパーマリオ」シリーズや「ゼルダの伝説」シリーズなど主に任天堂作品のサントラを無許可で投稿。2019年8月から著作権侵害の申し立てにより続々と動画が削除されていた。これにGilvaSunner氏は「任天堂のものだから」と理解を示しつつも「私は動画を収益化していないし、利益も得ていない」と訴え、任天堂がSpotifyなど音楽系のサブスクリプションサービスでほとんどサントラを公開していないことに「少し残念だ」と自分がその役割を担っていたことをアピールしている。

「GilvaSunner氏の言い分に対してネット上では、《著作権のあるものを勝手に公開しといてヒーロー気取りとか意味分からん。収益化してないからOKとかありえない》《YouTuberにありがちな自己顕示欲の塊だな。収益は得ていなかったが、フォロワーが増えて優越感を得ていたんだろ》などの声が寄せられています。任天堂のサントラは廃盤になっているものも多く、聴きたいのに聴けないファンがいるのも事実ですが、だからといって勝手にYouTubeにアップをしてしまうのはさすがにアウト。任天堂にサブスクでのサントラ提供を訴える署名活動をするなど、他に方法はあったのではないでしょうか」(ネットライター)

 少しは反省してもらいたいものだ。

(小林洋三)