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毎日新聞 2022/2/8 15:28(最終更新 2/8 15:37) 461文字




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唐津市東部学校給食センター=佐賀県唐津市で2016年8月24日、原田哲郎撮影

 佐賀県唐津市教育委員会は8日、自宅のごみを他人所有の山林に勝手に捨てたのは廃棄物処理法に抵触するとして、東部学校給食センターの男性所長(54)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は7日付で同時に課長職の所長から外し、副課長職に降任した。

 市教委によると、男性は2021年11月4日夜、自宅近くの同市北波多の山林に車で向かい、道路から斜面にレジ袋に詰めた家庭ごみと自動車タイヤ4本、ホイールキャップ4枚を投棄したという。翌12月に住民の通報を受けた市は唐津署と相談の上、斜面一帯のごみを回収して調査。レジ袋から男性宛ての郵便物が見つかり、特定した。



 男性は不法投棄を認めて謝罪し、「家を出ることを考えている中で、タイヤは市清掃センターの持ち込み対象外と分かり、とにかく早く捨てたかった」と釈明しているという。処分前に出頭を受けた唐津署は「捜査中」としている。

 栗原宣康・市教委教育長は「市職員に対する信頼を失墜させる事態となり深くおわび申し上げます」とのコメントを出し、職員のモラル向上に努めるとした。【峰下喜之】