立憲の今後の路線をめぐり、もう1つの不安定要素は、支持団体である労働組合だ。
労組の中央組織「連合」の芳野友子会長は1日、「『白紙』の意味について明確にするべきではないか」と注文をつけた。
共産党との連携に否定的な連合は、参院選を前に立憲との距離を置き始めている。

別の連合幹部はさらに手厳しい。

「立憲は今の方が楽なんだ。追及だけしてるのは楽だから。政権を担う責任と覚悟がない。
2012年に政権を奪われた時、ようやく責任から解放されたという雰囲気だったが、今もそのまま。
彼らは、『立憲民主党』という党ではなく『野党』という党なんだ」と突き放す。

連合と共産党。一定の支持層と動員力を持つ両者の間で“板挟み”となっているのが、立憲の現状といえるだろう。

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