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2022年02月08日17時32分

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【図解】海外火山で大噴火が起きた場合の情報発表




 南太平洋トンガの海底火山大噴火により、日本で空振が影響した津波が観測されたことを受け、気象庁は8日、海外で大噴火があった場合は当面、既存の「遠地地震に関する情報」で噴火発生や日本との間の地点で観測した津波の高さを発信すると発表した。日本沿岸で高さが基準に達した場合は、津波注意報(20センチ以上)や警報(1メートル超)を発表する。


 この情報はトンガ海底火山大噴火の後にも出された。コンピューターで伝達するため、大地震を伴わなくても冒頭に「海外で規模の大きな地震がありました」との定型文や「震源地」が自動的に記されることに注意が必要。今後は火山が陸上でも海底でも、噴煙の高さが5万フィート(約15キロ)以上の大噴火の場合に発表する。日本に近い火山の場合、遠地地震情報を出さずに津波注意報・警報を発表することもある。