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毎日新聞 2022/2/8 22:37(最終更新 2/8 22:52) 614文字




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京都市役所=飼手勇介撮影

 正当な理由がないまま保育園の休園を認めてもらうなどの依頼を受けた見返りに、ブランド品の高級腕時計を受け取ったとして、京都府警は8日、京都市子ども若者はぐくみ局局長、久保敦容疑者(59)=同市左京区=を受託収賄の疑いで逮捕した。社会福祉法人「セヴァ福祉会」(同区)理事長、中西京子容疑者(85)=同府木津川市=も贈賄容疑で逮捕した。

 久保容疑者の逮捕容疑は2019年3月8日、中西容疑者が運営する保育園「セヴァ子ども学園」について、正当な理由がない土曜の休園を認め、市の監査で有利な取り計らいを受けたいとの依頼を受け、見返りとして腕時計1点(販売価格45万3492円)を京都市内のホテルで受け取ったとしている。調べに、腕時計の受領を認めているというが、府警は詳細な認否を明らかにしていない。



 府警によると、土曜の休園は本来、市の規定で保護者の了解などが必要になる。同園は正当な理由がないまま、19年4月ごろ〜20年9月末ごろに休園しており、市は状況を把握していたとみられる。久保容疑者は17年4月に新設された同局の初代局長に就任し、当時も保育園の運営指導や監査に当たる職員らを指揮監督する立場にあり、府警が背景を調べている。

 市によると、久保容疑者は京都大を卒業後、1987年に入庁。福祉畑を長く歩んできた。門川大作市長は「捜査に全面的に協力するとともに、逮捕容疑が事実であれば厳正に対処する」とのコメントを発表した。【藤河匠】