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2022/02/09(水) 00:48:13.65ID:LD3f0hFn92022/2/8 22:25
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北京冬季五輪が開幕し、開会式会場の国家体育場周辺から打ち上げられた花火＝４日、北京（共同）
【北京＝桑村朋】北京冬季五輪で、選手や記者の「言論の自由」は守られるのか−。大会用に隔絶された「バブル」外では開会式当日、外国人記者が取材を妨害される事件が発生した。新疆ウイグル自治区の人権問題など敏感なテーマへの発言に対し、言論統制を強める中国の「国内法」が適用されれば大きな問題に発展する恐れもある。
オランダ放送協会（ＮＯＳ）によると、大会前から中国を担当してきた男性特派員が４日夜、開会式に合わせ、会場近くのバブル外で生中継中、黒い服に赤い腕章をした警備関係者に妨害された。記者の腕を離さず、中継は中断された。中国メディアは「交通規制エリアで撮影した」と報じたが、ＮＯＳは「警察に指示された場所」と強調した。
中継を妨害したのは、当局に委託された警備ボランティアとみられ、映像はＳＮＳ（会員制交流サイト）で拡散。ＮＯＳはツイッターで「中国にいる記者の現実だ」と投稿。特派員も「ここ数週間、何度か警察から妨害された」と訴えた。
一方、開会式で聖火リレーの最終走者を務めた中国チームのウイグル族、ジニゲル・イラムジャン（２０）への取材でも、通常ではあり得ない出来事があった。５日のノルディックスキー距離複合の競技後、選手が通るミックスゾーンで国内外の記者が待機。日本の報道陣が通訳ボランティアに人権問題の質問を依頼すると、「良くない質問だ」と返される一幕があった。
結局、イラムジャンは姿を見せず、翌日の国営新華社通信に「重要な任務を国が任せてくれた。聖火は一生心に深く刻まれる」などと回答。同ゾーンは選手が必ず通過する必要があるが、警戒した中国側が通らせなかった可能性もある。
組織委員会は言論の自由に関し「外国記者の権利は法に基づき保障する」と述べている。
