0001ひよこ ★ [ﾆﾀﾞ]
2022/02/09(水) 08:04:18.31ID:LD3f0hFn92022年02月09日07時10分
衆院予算委員会は８日、２０２２年度予算案の採決の前提となる中央公聴会を１５日に開催することを決めた。立憲民主党は審議拒否などの遅延戦術を取らず、質疑重視の方針。予算審議は目立った停滞もなく、ハイペースで進んでいる。与党は２１日の衆院通過を目指す構えで、戦後最速に迫る勢いだ。
岸田文雄首相（自民党総裁）は８日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談し、引き続き予算審議に丁寧に応じていく方針を確認した。この後、山口氏は記者団に「衆院通過の見込みが立ちつつある」と指摘。「一日も早く成立するよう、衆参の連携で取り組みたい」と語った。
通常国会は１月１７日に召集。近年では冒頭に補正予算案を処理することが多かったが、２１年度補正予算は昨年１２月の臨時国会で成立したため、２２年度予算案の実質審議入りは１月２４日で、例年より早かった。
審議日程は１０日まで決定済みで、審議時間は計６１時間に積み上がり、採決の目安となる７０〜８０時間に迫る。戦後で一番早い当初予算案の衆院通過は１９９９年の２月１９日で、今回はそれに迫るペースだ。
今国会では、国土交通省の「建設工事受注動態統計」書き換えや、総務省などの予算案参考資料に誤りがあった問題が発覚。これまでの野党は審議拒否などで徹底抗戦していた。
しかし、昨年１０月の衆院選で、立民が敗北する一方、審議拒否に否定的な日本維新の会と国民民主党が議席を増やした。立民の泉健太代表も「充実審議」を掲げ、予算を人質に取った日程闘争には後ろ向きだ。このため、実質審議入り後に委員会が中断したり、開会が遅れたりするケースはない。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染急拡大で、野党は岸田政権の対応を「後手後手」と厳しく追及。しかし、政権に大きな打撃を与えるまでには至らず、立民幹部は「政権に致命傷を負わせることは難しい。地道にやっていくしかない」と語る。
予算案の衆院通過時期に関して、立民の馬淵澄夫国対委員長は８日、「総審議時間と日数、集中審議の回数を見て判断する。特別速いペースではない」と、記者団に淡々と語った。
