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毎日新聞 2022/2/9 08:52(最終更新 2/9 08:52) 330文字




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写真はイメージです=ゲッティ

 静岡県富士市立中央病院は市内の70代女性の手術の際に医療ミスがあったと発表した。女性は寝たきりの状態になっているという。市は賠償額約7500万円で女性側と和解することで合意。15日に開会する定例市議会の議決を経て和解する。

 病院によると、2019年3月、右腕と右太ももを骨折した女性に全身麻酔による手術をした後、気管チューブを抜いたところ、一時的に心肺停止し、低酸素脳症による遷延性意識障害になったという。女性側から市に損害賠償請求があり、協議を重ねた結果、病院側が気管チューブを抜くタイミングが早すぎたというミスを認めたという。



 柏木秀幸院長は「重篤な後遺症を負ったご本人とご家族に深くおわび申し上げます。再発防止を徹底します」とコメントした。【長沢英次】