https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020901089
2022年02月09日19時00分




 宮城県大崎市の東北自動車道下り線で昨年1月、計25人が死傷した多重事故で、県警は9日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)などの容疑で、事故を起こした大型タンクローリーの運転手ら男性計10人を書類送検した。「速度調節を怠ってしまった」などと、いずれも容疑を認めているという。


 事故当時、猛烈な風と雪で視界が奪われる「ホワイトアウト」が発生した可能性があり、車61台が次々と衝突して1人が死亡、24人が重軽傷を負った。
 送検容疑は昨年1月19日午前11時45分〜午後0時5分ごろ、大崎市の東北道下り線古川インターチェンジ付近を走行中、地吹雪で視界不良だったのに安全な速度を保たず事故を起こし、岩手県一関市の男性=当時(65)=を死亡させるなどした疑い。