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2022/02/09 17:43



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ソマリランドのカイード外相(左)に記念品を贈る蔡総統=総統府提供

(台北中央社)アフリカ東部ソマリランドのエッサ・カイード外相が台湾を訪問し、蔡英文(さいえいぶん)総統と9日、総統府(台北市)で会談した。蔡総統はソマリランドについて、台湾がアフリカとの関係を強化する計画を進める上で、東アフリカにおける重要な拠点となっていると述べ、交流深化を望む考えを示した。

台湾とソマリランドは外交関係を結んでいないものの、2020年、両国に互いの代表機関を設置している。外交部(外務省)はエッサ・カイード氏らの訪問に際し、庁舎の入り口に両国の国旗を掲揚。国交締結国からの訪問団と同等の扱いで歓迎した。

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蔡総統は、ソマリランドとは農業や漁業、教育、エネルギーなどさまざまな交流をしているとし、昨年には台湾のメーカーが製造した新型コロナウイルスワクチンを15万回分提供したことにも言及。コロナ下での今回の訪問に謝意を示し、ムセ・ビヒ大統領の訪問も歓迎すると語った。

エッサ・カイード氏は、台湾と民主主義などの価値観を共有していることに触れ、両国のためにより大きな利益を創造していきたいとの考えを表明。ソマリランドは経済的発展の潜在性が高いとアピールし、台湾による投資を歓迎する姿勢を示した。

同氏は12日まで滞在し、呉〓燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)や王美花(おうびか)経済部長(経済相)、陳吉仲(ちんきちちゅう)農業委員会主任委員(農水相)らと面会する。

(葉素萍、王慶剛/編集:楊千慧)