0001蚤の市 ★ [CN]
2022/02/09(水) 21:54:42.57ID:jamIhbVq9「お願いした期間は過ぎた。公明として自力で選挙準備を進めようと踏み切った」
公明の山口那津男代表は6日放送のテレビ番組で、自民との相互推薦を実施しない考えを示した。
自公の相互推薦は16年の参院選から本格的に始まった。改選複数区に擁立する公明が自民票を一部獲得でき、自民は改選1人区を中心に公明の支援を得られるという利点がある。
しかし、自民票の分散で複数区の自民候補が落選する可能性が高まるとして兵庫県連などが反発。自民側の調整が遅れていた。
こうした事態が続けば、夏の参院選新潟選挙区で自民党公認として立候補する予定の小林一大県議が公明の推薦を得られない可能性もある。
公明は近年、自民とともに野党に転落していた10年を除いて、参院選新潟選挙区の自民候補を推薦してきた=表参照=。連立政権を組んでいるにもかかわらず推薦しなければ、異例の事態と言える。
▽自立
しかし、自民県連の小野峯生幹事長に焦りは見えない。「相互推薦問題は自公の党本部同士の話。党本部のやり取りを注視したい」と冷静に話す。
むしろ、これを機に自公の選挙協力の在り方を見直したいとの思いも明かす。「国会議員は公明票を当て込んで政治活動をするのではなく、自民党として自立して活動していくべきだ」と吐露した。
この思いの背景には、国政選挙で野党系に負けが込んでいることがある。
本県の自民候補は16年以降の参院選だけでなく、近年の衆院選小選挙区でも野党統一候補に負け越している。地力を高めるためにも「まずは自民支持層の票を固め切らなければいけない」(自民県連幹部)との思いがある。
さらに、自民県連内からは、公明との選挙協力によって「得る票もあるが逃げる票もある」「制約が生まれる」との声も上がる。
こうした自公の対立について、新潟選挙区で立候補を予定する小林県議は「公明に限らず、応援してくれる人を増やしていきたい」と述べるにとどめる。
▽強気
一方の本県の公明は、自民の距離を置くような姿勢に対し、様子見の構えだ。
公明党県本部の志田邦男代表は「自公の地方組織は今、かみ合っていないが、われわれの中では大きな問題ではない」と話す。まずは党の参院選比例代表候補の当選に向け、足元の支持層を固めることに注力するという。
公明側が強気なのは、このすきま風が吹いた状態のまま選挙戦に突入して困るのは自民側だと見越しているためとみられる。
公明には、支持母体・創価学会の集票力がある。昨年10月の衆院選で、公明党は比例北陸信越ブロックで目標とした10万票をほぼ達成し1議席を維持。一方、小選挙区では、公明票の取りこぼしが目立った4区と6区の自民候補が野党候補に僅差で敗れた。
創価学会の本県幹部は「自民県連の動きに関し、公明関係者には白けた雰囲気すらある」と打ち明ける。「選挙協力を巡るごたごたで影響が出るとすれば自民側だろう。ボールはあちら(自民)にあり、こちらは冷静に対応するだけだ」と話した。
次期参院選の新潟選挙区には、立憲民主党現職の森裕子氏も立候補を予定している。
新潟日報 2022/2/9 16:20(最終更新: 2022/2/9 21:26)
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/24299