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[ 2022年2月10日 08:51 ]

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メイン州で行方不明となりフロリダ州で7年ぶりに発見された猫のアッシズ(AP)
Photo By AP

 米北東部のメイン州チェスタービルで7年前に行方不明となっていたメスの猫「アッシズ(Ashes)」が、そこから1448マイル(約2330キロ)離れた南部フロリダ州オーランド郊外のロングウッドで発見され、飼い主のデニース・シリーさんと再会することになった。

 AP通信によれば、「アッシズ」の行方が分からなくなったのは2015年で、その日はシリーさんの娘の10歳誕生日。シリーさんは何週間も探したものの行方がわからず、結局「他の動物に襲われた」という結論に達して“捜索”を断念していた。

 ところが前週になってシリーさんの友人で、現在フロリダ州の動物保護施設に勤務しているジャネット・ウィリアムスさんから「アッシズ発見」の一報が入り、そのメッセージを留守電で聞いて仰天。ウィリアムスさんの友人が9日、「アッシズ」を連れてメイン州ポートランドの空港まで運んでシリーさんとの“再会”を実現させた。

 地元メディアによれば、「アッシズ」はロングウッド在住の夫婦に発見されたときには体調がすぐれず動物病院に連れていかれたが、このとき診察した獣医が身元の情報が詰め込まれたマイクロチップを発見。ここからウィリアムスさんがその情報を得ることになり、シリーさんに連絡した。

 シリーさんと同じメイン州出身のウィリアムスさんは「もしオーガスタ(チェスタービルの隣町)で発見されたのなら驚かないけれど、ロングウッドだと少し話が違う。車に乗ってそのまま運ばれたのかしら…」と2330キロも離れた場所での発見には首をかしげるばかり。なおこの件に関してウィリアムさんは「アッシズ」に対してきびしく追及したものの“答えはなかった”としている。