https://www.sankei.com/article/20220210-4GU5D5LS4VLXNJV4SR26RH44NE/
2022/2/10 11:16


https://www.sankei.com/resizer/yp76FBunM2CzA-vIKBMI4Q-ikiw=/1200x0/smart/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/MJRNQ3FOCRPDPEFF5O47JH2UNE.jpg
８日、写真撮影に応じる韓国の文在寅大統領＝ソウル（アジア太平洋通信社機構合同取材団・共同）

韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１０日までに、共同通信など海外主要通信社との書面インタビューに応じ「日本の首相とのコミュニケーション（の窓）は常に開かれている」と強調、岸田文雄首相に対話を呼び掛けた。日本側が「佐渡島の金山」（新潟）の世界文化遺産登録を推進していることには「憂慮」を表明した。文氏が佐渡金山推薦を直接批判したのは初めて。

５月に終了する任期中に日韓関係改善を図りたい意向もにじませたが、歴史問題で双方の歩み寄りは困難な情勢だ。韓国は佐渡金山は朝鮮半島出身者が強制労働させられた被害の現場だとして登録に反対している。

文氏は登録推進は「遺憾」だとした上で「歴史問題の解決と未来志向的な関係発展を模索すべき時に（新たな歴史問題が浮上し）憂慮すべきことだ」と述べた。（共同）