https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021000602
2022年02月10日12時23分




 東京電力ホールディングス(HD)は10日、中部電力と関西電力に電力融通を要請した。低気温による電力需要の増加や悪天候による太陽光出力の低下などで、電力需給が逼迫(ひっぱく)する恐れがあるため。大手電力間で融通を実施するのは今冬3例目で、東電HDが融通を受けるのは2例目となる。
 電力供給では、需要と供給のバランスが崩れると大規模停電の恐れがある。
 東電HDは同日、同社管内で電力使用率が最大96%まで上昇すると予想。さらに気温が低下したり雪が強まったりした場合でも安定供給に最低限必要な予備率3%以上を確保するため、同日午前10時から、最大80万キロワットの出力で中部電と関電に融通を求めた。