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毎日新聞 2022/2/10 17:52(最終更新 2/10 17:52) 322文字




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愛知県庁=名古屋市で、鮫島弘樹撮影

 愛知県は10日、新型コロナウイルスのPCR検査のデータを管理する県のシステムがサイバー攻撃を受け、身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染したと発表した。県はサーバーを一時停止したが、業務は電子メールなどで代替し、検査に影響はないとしている。

 サイバー攻撃を受けたのは、県が所管する一部保健所のPCR検査に関わるデータを管理するシステム。県によると、5日に職員がシステムを立ち上げたところ、画面に身代金を要求する英語のメッセージが表示され、使用できない状態になっていた。データはバックアップしてあり、大きな支障はないという。

 県は身代金の要求には応じないとし、愛知県警サイバー犯罪対策課に被害を相談している。【太田敦子】