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毎日新聞 2022/2/10 19:24(最終更新 2/10 19:24) 有料記事 1528文字




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衆院憲法審査会に臨む森英介会長(中央)。中央右は与党筆頭幹事を務める自民党の新藤義孝氏。同左は野党筆頭幹事を務める立憲民主党の奥野総一郎氏=国会内で2022年2月10日午前10時19分、竹内幹撮影

 衆院憲法審査会は10日、今国会初の自由討議を行った。早期開催に慎重だった立憲民主党が、自民、公明、日本維新の会、国民民主の4党に押されて出席に応じた。討議では憲法審開催のあり方や取り上げるテーマを巡り、各党の立場の違いが目立った。

開催巡る駆け引き、今後も
 「ぜひ来週の定例日である17日にも審査会を開いて議論したい。今後も円満に活発に審査会が開催できるよう最大限努力する」。自民の新藤義孝・与党筆頭幹事は、党や会派を代表する意見表明で、憲法審の定例開催を続けたい考えを示した。

 衆院では現在、2022年度予算案が審議中で、立憲は予算審議に専念すべきだとして憲法審開催に否定的だったが、自公に加え、維新や国民も開催を強く要求。立憲は孤立を回避するため、方針転換せざるをえなくなった。衆院で予算審議中の開催は13年2月14日以来となる。07年に憲法審査会が設置されて以来、通常国会では最速の実施となった。

 立憲の奥野総一郎・野党筆頭幹事は意見表明で「まず予…

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