https://mainichi.jp/articles/20220211/k00/00m/050/145000c

毎日新聞 2022/2/11 17:35(最終更新 2/11 18:06) 355文字




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/02/10/20220210k0000m050373000p/9.jpg
フィギュアスケートの団体女子SPで演技するROCのカミラ・ワリエワ=北京・首都体育館で2022年2月6日、貝塚太一撮影

 ドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応を示したとされる北京冬季オリンピックのフィギュアスケート団体金メダルメンバー、女子のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)が11日、北京市の首都体育館近くの練習リンクに姿を見せた。練習では、珍しくジャンプで何度も転倒する場面も目立った。

 約40分で練習を切り上げると、通過する取材エリアでは上着のフードで顔を隠して問いかけには終始無言だった。その際に「ドーピングをしたのか」と質問した英国メディアに対し、同じエリアにいたロシアのメディアが「(ワリエワに)失礼だ」と憤慨して口論になる場面もあり、ピリピリしたムードが漂っていた。



 練習には世界女王のアンナ・シェルバコワやアレクサンドラ・トルソワも参加したが、2人とも足早に会場から引きあげた。【倉沢仁志】