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2022/02/11 18:20



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彰化県福興郷番婆村の「飛行機公園」に設置された廃棄ヘリコプター=同県政府提供

(彰化中央社)旧日本軍が建設した防空砲台付近の空き地を整備した中部・彰化県福興郷番婆村の「飛行機公園」に先月、国防部(国防省)が廃棄処分するヘリコプター1機が設置された。地域住民は、砲台と公園が地域の特色となるよう期待を寄せている。

県文化局によると、旧日本陸軍は第2次世界大戦時、同村一帯に飛行場を建設。滑走路や整備場、防空砲台などが建設された。滑走路などは後に農地になり、現存するのは砲台2基のみとなっている。砲台は同村と、近隣の外埔村に1基ずつ残っており、共に2004年、県の歴史建築に登録された。

福興郷の蒋煙灯郷長によれば、地域住民は同公園設立以来、本物の飛行機の展示を願ってきた。郷公所(役所)が代わりに申請したところ、国防部から先月、廃棄処分するヘリコプター「S70C」の設置について同意を得たという。

地域住民は中央社の取材に対し、ヘリコプターの設置に住民たちはみんな喜んでいると話した。

県文化局は砲台の修繕を行う予定で、すでに修復・再利用計画や周辺の景観の調査計画を提出した。内容が確定すれば、計画に沿って予算を計上し、修繕を進めるとしている。

(呉哲豪/編集:名切千絵)