0001ひよこ ★ [ﾆﾀﾞ]
2022/02/12(土) 22:48:10.24ID:37hH9QRz92022/2/12 21:31
https://www.sankei.com/resizer/qCAHDHTj7qWJWTfXeGDsFxiAlXo=/0x1200/filters:focal(1048x755:1058x765)/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/LMJD2BJSHZK5ZAQKZNGTNAVGPE.jpg
羽田空港の視察を終え、記者の質問に答える岸田文雄首相＝１２日午前１１時３７分、羽田空港（代表撮影）
岸田文雄首相が官邸の出入りや視察先で記者団の質問に応じる「ぶら下がり取材」を活用した情報発信に腐心している。ぶら下がりに応じた回数は昨年１０月の政権発足から約４カ月で６０回を超える。新型コロナウイルスのオミクロン株による「第６波」が猛威を振るう中、首相が信条とする「国民の納得感」が一層求められる局面でもあり、首相の発信力が問われる。
「スケールの大きなオペレーションを２４時間、支えていただいている努力に心から敬意を表したい」
首相は１２日、東京・羽田空港での検疫態勢の視察後、記者団のぶら下がりでこう強調した。
ぶら下がりは記者団の要請を受け、首相が応じるかどうかを判断する。「聞く力」をアピールする首相は原則として断らず、新型コロナ対策などに関する記者団の取材に答えてきた。
首相周辺によると、１２日のぶら下がりで６５回目に上った。菅義偉前首相も約１年間で計１３１回のぶら下がりに応じたが、首相は就任から約４カ月で早くもその半分のペースだ。
歴代首相はぶら下がりに応じても「更問い」と呼ばれる追加の質問には答えず、そのまま立ち去ることも少なくなかった。岸田首相の場合、質問が出尽くすまで対応するのも特色だ。９日に東京都などの「蔓延（まんえん）防止等重点措置」を延長する理由を説明した官邸でのぶら下がりは約３０分に及んだ。これほど記者団に対応するのは異例だが、首相は周囲に「ぶら下がりをどんどん活用する」と語る。
ただ、ぶら下がりは情報発信の機会になる一方、記者団の政権追及の場面になる可能性もある。また、菅前政権下では国民の行動を制限する緊急事態宣言が相次いだため正式な記者会見を２４回開いたが、首相は今のところ６回にとどまる。
「第６波」の本格的な到来後に会見を開いていないことも踏まえ、官邸幹部は「（コロナ対策の）包括的な説明をする場は設けないといけない」と近く会見を検討する可能性も示唆する。国難に直面する中、首相が国民にメッセージを伝える手法の模索が続きそうだ。（永原慎吾）
