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2022年2月13日 8時34分スポーツ報知

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青木理氏



 ジャーナリストの青木理氏が13日、コメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)にスタジオ生出演した。

 番組では北京五輪で起きた不可解な判定、フィギュアスケート団体金メダルのカミラ・ワリエワ(ROC)がドーピング検査で陽性が発覚したことなどを報じた。

 五輪について青木氏は「個人的には個々の競技、正直言うと見ていて感動したりとか、すごいなと思ったシーンがたくさんあるんです」とした上で「スポーツのすばらしさを痛感する一方で、何か心から楽しめない。東京オリンピックもそうでした。東京の場合でいうと命より開催の方が優先された感じもありますし、中国で言うと国威発揚、人権よりも開催なんだ、と。逆に政治利用の気配がものすごく強まっている」と指摘した。

 続けて「結果的に東京もそうでしたけど、開催費が膨大にかかる商業化する肥大化するオリンピックが原点からだいぶ外れてきちゃったんだな、と。このまま行くと恐らく権威主義的な国家とか、あるいは国威発揚するような国家でしか恐らく、今後、オリンピックなんて開けないんじゃないか。実際そういう傾向になってきています」とし、「なのでオリンピックはこれでいいのか。日本だけで考えることじゃないんですけど、我々、真剣に考えて。この商業化した肥大化した、かつ、頑張っている選手たちの活躍を心から応援できない、心から楽しめないオリンピックを根本から考えないと。たぶん、オリンピックそのものが行き詰まりかけているんじゃないかなということを痛感させられる東京、北京、夏季と冬季のオリンピックだったなって感じがします」と指摘していた。