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[ 2022年2月14日 05:30 ]

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秋篠宮さまの蔵書を読む悠仁さま(宮内庁提供)=8月5日、赤坂御用地の宮邸 
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 秋篠宮家の長男・悠仁さま(15)が13日、東京都文京区の筑波大付属高(筑付高)で入学試験に臨んだ。現在通っているお茶の水女子大付属中(お茶大付中)は高校から女子校になるため、外部進学する必要があり、注目されていた。

 この日受験した筑付高は全国屈指の難関校。東大進学実績も現役・浪人合わせて毎年30人前後で全国の上位に入っている。最近は老朽化した校舎の改修工事が進められ「悠仁さま受け入れの準備なのでは」と保護者の間でささやかれていた。

 約5年前、筑付とお茶大付には「提携校進学制度」が設けられた。秋篠宮家を巡って、長女眞子さん(30)と小室圭さん(30)の結婚に際して皇室の「特別感」に対する世間の風当たりが強まった中「悠仁さまは“特別ルート”を使うのか」という批判も出た。悠仁さまがこの制度を利用したかは明らかになっていないが、一般入試前に該当する生徒は合否が判明するとされている。

 悠仁さまが筑付高を受験した理由を、皇室ジャーナリストの近重幸哉氏は「環境や立地の利点が大きい」と推測する。筑付とお茶大付は道路を挟んで向かいに位置。「同じルートで通学でき、警護も現在の体制を継続させることができる」と指摘した。学力についても「非常に高い」といい「筑付高へ入学しても後れを取ることはないと言われている」と語る。

 さらに「東大合格」も理由の一つとみられている。宮内庁関係者は「紀子さまの父親で学習院大名誉教授だった川嶋辰彦さん(昨年11月死去)も弟さんも東大卒。そのため、紀子さまには悠仁さまも東大に入れたいというお気持ちがあるようだとささやかれている」と話す。一方「将来の天皇候補の方が東大を目指し、受験競争に参加することは結果にかかわらず好ましくない。最初から学習院に行かれてた方が良かったのでは」(宮内庁関係者)という声も漏れる。

 実績ある高校として進学先候補になった筑付高。進学校である一方で、自主性や創造性を尊重するのびのびとした校風。「受験指導に特別力を入れていないことも特徴。浪人することへの抵抗感も薄い」(筑付高OB)という。紀子さまの願い通り、東大行きの切符を手に入れられるかは入学しても保証はなさそうだ。一般入試の合否発表は16日。皇位継承順位2位の悠仁さまの高校、そして大学の進路が今後ますます注目される。