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2022/2/14 14:24


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定例会見に臨む宮城県の村井嘉浩知事=14日午前、県庁(奥原慎平撮影)

宮城県の村井嘉浩知事は14日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が東京都など13都県の申請に伴い延長を決めた「蔓延(まんえん)防止等重点措置」の効果を疑問視した。「今までは蔓延防止措置をすれば、2週間くらいで感染者数が下がったが、今回は下がっていない。効果が出ないなら、どういうお金の使い方をすれば、患者数を抑えられるのか国として考えるべきだ」と語った。

その上で「都道府県から言われたら、蔓延防止措置を延長するのでは、全く(感染防止の)目的を達していない。言われたらなんでも『はいどうぞ』ではない。何をやっているのだろうか」と政府の対応に苦言を呈した。政府は10日、13都県に適用している蔓延防止措置を3月6日までの延長を決めていた。

また、村井氏は飲食店などに協力金が支払われる蔓延防止措置の適用を求める声があることなどを念頭に「飲食店だけではなくいろいろな事業者に手を差し伸べないといけない。経済対策としての政策を打ち出さないと税金を正しく使っていることにはならない」と述べ、新型コロナ禍に苦しんでいる業種への経済対策の必要性を強調した。