https://www.cnn.co.jp/usa/35183541.html
2022.02.15 Tue posted at 14:10 JST




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米コロラド州で、男性が雪崩に巻き込まれて約15メートルのがけから転落するなどしたが無事に生還する出来事があった/Courtesy Summit County Rescue Group

(CNN) 米コロラド州中部でスキー中に雪崩に遭った男性が、約15メートルがけ下に転落しながら無事に生還した。

地元救助隊の広報担当者が14日、CNNに語ったところによると、男性は複数の軽いあざ以外にけがもなかった。

同担当者によれば、男性は12日、母親と2人でデンバーの西約100キロに位置する地元の山道を登った。

ロープで降りた場所にあるスキーコースを目指したが、下降中にうまく外れなかった道具があり、翌日2人で取りに戻ったという。

男性が道具を回収しようと急斜面を横切ったのをきっかけに、雪崩が発生したという。男性は斜面を約60〜90メートル下まで流され、がけ下に転落した。

雪崩はがけや谷などの地形によって、危険度がさらに増すといわれている。

母親が10分ほど捜して、腰まで雪に埋もれた男性を発見。雪崩の通報を受けた救助チームも駆け付け、2人は最終的に自分のスキーで脱出することができた。

2人ともスキーの経験や知識が豊富だったと、同担当者は指摘する。

コロラド州雪崩情報センター(CAIC)によると、同州では今シーズンの雪崩による死者がすでに3人報告されている。うち2人は、この男性と同じ山道で雪崩に巻き込まれたという。