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毎日新聞 2022/2/15 17:31(最終更新 2/15 17:31) 369文字




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火災のあった三幸製菓の工場=新潟県村上市で2022年2月12日午前7時47分、本社機「希望」から小川昌宏撮影

 新潟県村上市の米菓製造大手「三幸製菓」荒川工場で11日深夜に発生し従業員ら6人が死亡した火災で、県警は15日、業務上過失致死容疑で新潟市北区の本社などに家宅捜索に入った。出火原因の特定を進めるとともに、会社側の防火体制、安全管理などに問題がなかったかどうかを調べる。

 火災は11日夜、煎餅などの製造ラインがある「F棟」(鉄筋コンクリート一部2階建て、約9859平方メートル)で発生。外壁を残して全焼した。



 出火当時は30人余りが中にいて、清掃担当のアルバイト従業員だった68〜73歳の女性4人が死亡した。他に2人の身元不明遺体が発見されており、製造担当の従業員で安否が分からない20代男性2人とみられる。

 村上市消防本部によると、F棟にいた一部の従業員は「炭化した菓子のかすから出火した」と証言しているという。【池田真由香、内田帆ノ佳】