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2022/02/15 13:57



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メディゲン・ワクチン・バイオロジクス(高端疫苗生物製剤)製の新型コロナウイルスワクチン=食品薬物管理署提供

(台北中央社)台湾のワクチンメーカー、メディゲン・ワクチン・バイオロジクス(高端疫苗生物製剤)は14日、同社が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、南米パラグアイで緊急使用許可(EUA)を取得したと発表し、同国で実施した最終段階の大規模治験(第3相試験)の中間解析結果を公表した。中南米諸国を中心に各国でEUAの申請を進めていくとしている。

第3相試験はパラグアイの国立アスンシオン大学医学部と共同で実施した。二重盲検ランダム化比較試験を採用し、英アストラゼネカ製ワクチンと比較した。1128人が試験に参加し、このうち934人が2回の接種を終えた。

同社によれば、解析の結果、同社製を接種したグループでは、感染を防ぐ働きのある「中和抗体」の値がアストラゼネカ製を打ったグループの3.7倍となり、優位性が確認された。台湾での治験のデータとも一致しており、中南米と台湾で人種的な差がないことが示されたという。

(韓/編集:名切千絵)