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2022年02月16日14時26分

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1988年5月15日、ジュネーブで調印された和平協定に従い、アフガニスタンから撤退のためシャララバードからカブールに向かう駐留ソ連軍=アフガニスタン(AFP時事)




 アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン政権は、1979年に侵攻してきた旧ソ連軍がアフガンから完全撤収した89年2月15日を記念し、この日を国民の祝日にすると宣言した。AFP通信が15日、報じた。


 タリバンは昨年8月、アフガン駐留米軍の撤収に乗じて首都カブールを制圧し、政権を掌握した。祝日指定には、かつてソ連軍を撤退に追い込んだムジャヒディン(イスラム戦士)をたたえることで、同様に米軍に撤収を強いたと主張するタリバン政権の権威を高める狙いがあるとみられる。