https://mainichi.jp/articles/20220217/k00/00m/040/006000c

毎日新聞 2022/2/17 08:00(最終更新 2/17 08:00) 有料記事 2564文字




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/02/17/20220217k0000m040005000p/9.jpg
お茶の水女子大学付属中の入学式に臨まれる秋篠宮家の長男悠仁さまと秋篠宮ご夫妻=東京都文京区のお茶の水女子大付属中で2019年4月8日(代表撮影)

 秋篠宮家の長男悠仁さま(15)=お茶の水女子大付属中3年=が4月に筑波大付属高(東京都文京区)に入学されることになった。皇室の子どもたちは学習院に通うイメージが強いが、近年は他校に進む皇族方も多い。幕末に起源を持つ学習院の歴史をひもときながら、その背景をさぐった。【井川加菜美】

 「幼稚園から高校まで学習院に通っており、限られた一つの環境しか経験できていないと感じることが多くございました」

 秋篠宮家の次女佳子さま(27)は2014年12月、20歳を前にした記者会見でそう語った。その年8月に学習院大を中退。AO入試(特別入学選考)で合格した国際基督教大(ICU)への入学を決めていた。

 会見では、中学時代から学習院大以外への進学を考えていたことを明かし、ICUを選んだ理由に英語教育の充実やリベラルアーツ教育の実践を挙げた。公的な活動を通じ、英語によるコミュニケーションや、幅広い知識の重要性を感じるようになったという。「私個人の問題であって学習院大学が悪いということではございません」とも述べ、学習院関係者に感謝の気持ちも表した。

 秋篠宮家では長女の小室眞子さん(30)も学習院女子高等科卒業後はICUで学んだ。今回、筑波大付属高への入学を決めた悠仁さまは…

この記事は有料記事です。
残り2033文字(全文2564文字)