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2022年02月17日19時38分




 【北京時事】中国商務省の高峰報道官は17日、中国の環太平洋連携協定(TPP)加入について、「手続きに従って各参加国と接触、協議を行っている」と述べ、話し合いを進めていることを明らかにした。詳細は不明だが、早期の交渉入りに向けて進展をアピールする狙いがあるとみられる。


 中国は昨年9月にTPP加入を申請。国営新華社通信によると、税関当局が今年中にTPPのルールを自由貿易試験区(FTZ)に部分的に導入する方針を示すなど、取り組みを加速させている。
 高氏はオンライン会見で「TPPの基準を全面的に達成するよう努力する」と強調した上で、国内市場をさらに開放し、「大きな利益をもたらす市場参入のチャンスを参加国に与える」と言明。同時期に加入申請した台湾の動きをにらみつつ、中国加入の利点を訴えた。