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2022/02/18 17:17



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台南市によって強制解体された違法建築物=facebook.com/taiwanweicherから

(台南中央社)南部・台南市は18日、市北部の新営区にある中国の五星紅旗を掲げた違法建築物を強制解体した。事前に是正を求めたが改善されなかったと説明している。

同地はかつて、航海の安全を守る女神「媽祖」を祭る廟「天后宮」があり、事実上は2017年に結成されたミニ政党「台湾人民共産党」の集会施設として機能していた。市は違法建築物だとして19年9月に解体したものの、跡地にはその後、関連の建物が再建されていた。

市工務局は、新たな建物を違法建築物だと認定。10日に本来の土地用途とは異なる使い方をしていることを理由に9万台湾元(約37万円)の過料を科し、原状の回復を求めたが、改善が見られず、2度目の解体に踏み切った。

事前に話し合いがあり、解体の際には一部の市民が怒鳴り声を上げるなどしたものの、作業は順調に進められた。

建物があった場所は本来農用地で、市は今後も使用に改善が見られない場合、再び過料を科す方針を示した。

(張栄祥/編集:齊藤啓介)