https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021801048
2022年02月18日18時39分

https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202202/20220218at51S_p.jpg
衆院選挙制度の見直しについての会合で、あいさつする自民党の石田真敏元総務相(右から2人目)、右は加藤勝信前官房長官=18日午後、衆院議員会館




 衆院選挙制度の抜本見直しを求める自民党の有志議員は18日、衆院議員会館で会合を開いた。6割を超える党所属衆院議員が趣旨に賛同しているとして、「1票の格差」是正のための「10増10減」案の是非を含め、党内議論の速やかな開始を近く党執行部に申し入れることを決めた。


 会合には、加藤勝信前官房長官や西村明宏党筆頭副幹事長ら約30人が出席。定数増となる都市部選出議員の姿もあった。
 中心メンバーの石田真敏元総務相はあいさつで、10増10減で地方選出議員が減ることを念頭に「国民からも疑問の声が出始めている。党内で議論して、与野党協議に党の思いを出していく作業が求められる」と訴えた。党所属衆院議員に呼び掛けたところ、約6割の150人超が賛同したという。
 申し入れの文案は、10増10減に関し「地方軽視との批判、東日本大震災の被災地域への配慮を求める声が根強い」などと明記。野党から協議会設置の要望があることを踏まえ、党内議論の場を設けるよう求めている。