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2022/02/19(土) 09:48:06.33ID:sCuUrbb/9[土肥義則,ITmedia]
カプセルトイが“ぐるぐる”と回されている。玩具業界紙『トイジャーナル』の調べによると、カプセル玩具の市場はここ20年ほど、200億〜330億円で推移してきたが、2019年度に400億円を超えた。ブームの背景に「コップのフチ子」などの人気キャラが出てきたり、大人向けの商品が出てきたり、専門店がじわじわ出店したりがある。
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カプセルトイ市場が伸びている(出典:ゲッティイメージズ)
「そーいえば、駅の改札あたりでもよく見かけるようになったなあ」「商業施設では子どもだけでなく、大人もよく買ってるよ」と思われかもしれないが、この勢いは空港のナカでもザワついていることをご存じだろうか。
例えば、羽田空港。第1ターミナルの地下1階スペースにも、20台ほどの自販機が並んでいるわけだが、そこの近くにちょっとユニークなカプセルトイが登場し、航空ファンを中心に話題になっているのだ。マシーンを設置したのは、日本航空(JAL)である。
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開封前のカプセル
航空会社がカプセルトイ事業に進出!?――。このような文言を目にすると、「コロナの感染拡大を受けて、航空事業の業績が厳しいからなあ」「そーいえば、機内食を売っていなかったっけ? その流れで始めたのかな」と感じられたかもしれないが、1月に整備関連のグッズ(1回500円)を販売したところ、わずか3日で完売したのだ。
カプセルトイでどんなアイテムを用意したのかというと、捨てる予定だったモノである。コックピットで誤った操作を防ぐために使う「操作禁止タグ」、JALの国際線で使っていたシートカバーでつくった「クラスJシートカバー」、実際にエンジンを支えていた「エンジンボルト」、ギア整備中に使っていた「メッキ試験片」、鶴丸と同じペイントを施した「JALペイントキーホルダー」の5つである。
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JALのカプセルトイ「操作禁止タグ」
機内で実際に使われていたモノをカプセルトイで販売することは珍しく、SNS上では次のような投稿があった。「お目当ての操作禁止タグが出てきた」「何度も回しちゃったよ」と。マシーンが設置されていることを知って、羽田空港に慌てて足を運んだものの、「売り切れていた。残念」といったコメントも。
捨てていたモノを手にするために、“争奪戦”が起きているわけだが、JALはなぜこのような取り組みを始めたのだろうか。きっかけは、21年10月にさかのぼる。
相当なカロリーを消費
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