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2022/02/20(日) 18:27:32.54ID:gIbGGxC29毎日新聞 2022/2/20 16:23（最終更新 2/20 16:23） 616文字
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安哲秀候補
3月9日投開票の韓国大統領選で、支持率で3位につける中道系野党「国民の党」の安哲秀（アン・チョルス）候補は20日、緊急の記者会見を開き、保守系の最大野党「国民の力」の尹錫悦（ユン・ソクヨル）候補に提案していた「野党候補の一本化」を取り下げる意向を示した。安氏は「これからは自分の道を行く」と述べ、独立候補として選挙戦を継続すると表明。政権奪還を期す尹氏には痛手となりそうだ。
安氏は13日、世論調査の結果に基づいて、野党統一候補を決めることを尹氏に提案した。これに対して尹氏は世論調査の実施について慎重姿勢を示し、双方の神経戦が続いていた。
安氏は「政権交代するため、力を合わせてほしいとの世論の声を受け入れようとしたが、提案から1週間が過ぎても、尹氏からは何の返答もなかった。責任は尹氏と国民の力にある」と批判した。
世論調査会社「リアルメーター」が20日発表した世論調査では、尹氏が42・9％、進歩系の与党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）候補が38・7％で接戦を展開。安氏は8・3％だった。安氏が、尹氏の支援に回れば、選挙情勢が尹氏に有利に傾くとの見方が出ていた。
今回、3回目の大統領選挑戦となった安氏は、医師やIT実業家など多彩な経歴で、「韓国のビル・ゲイツ」とも言われる。2012年の大統領選では進歩系の文在寅（ムン・ジェイン）大統領への支持を表明して途中辞退。17年の大統領選では3位だった。【ソウル坂口裕彦】
